博士課程2009年4月~2013年3月
私は2003年4月埼玉大学経済学部に入学し、学部4年、修士課程2年、博士後期課程4年計10年間埼大に在籍することになります。実は修士課程に進学した際に就職するか、博士後期課程に進学するかで悩んでいました。結果的にどっちもあきらめられず、博士後期課程入学と同時に一般企業に就職いたしました。実務と研究でとてもつらかったのですが、大変充実した4年間でした。
途中で苦しくなり正直何度もあきらめようとも思いました。最終的に1年間延長したものの、やっと卒業まで辿り着きました。ここまで辛抱できたのは指導先生をはじめ、同じ財務管理研究会の先輩、後輩の適切なご指導とご支援があったおかげであります。
仕事で忙しくてしばらく研究会にも出られなかったときは、週末に、何度も指導先生と駅近の喫茶店で指導をいただきました。指導先生はご多忙の中、休日であるにもかかわらず、わざわざお時間を割いていただき、未熟の議論をお聞き、論点を整理し適切なご指導をされました。
そして仕事の都合上、大学の研究資料室に行けない時に、後輩の皆様には書籍貸出・資料収集に大いに協力をいただきました。
ここで改めて感謝申し上げたいと思います。誠にありがとうございました。
埼大院での研究生活を通じて得たものは大きく次の3つに集約できます。
- 自分の研究について深く掘り下げるのは当然のことですが、研究会における先輩、後輩の報告発表を通じてより幅広く、かつ深く議論できたこと。
- 月に一度の研究会、時には白熱した議論になりますが、日々の切磋琢磨を通じて、より強い信頼関係、つまり絆ができたこと。
- 社会人中心の大学院とあって、いろんな経歴をお持ちの方々がおられます。大学院を通じて幅広い人脈の構築、そしてそれがまた新しい発見、開拓のきっかけになることを信じています。
今後は実務経験と研究実績を生かせて未知なる人生を開拓していきたいと思っております。
※修了生の所属先は、原稿作成時のものです