メジャー 国際ビジネスと社会発展
「国際ビジネスと社会発展」メジャーでは、経済、経営、社会の発展を、グローバルな視点から学びます。みなさんは、こうした勉強を通じて、
①国際ビジネスにコミットできる能力、
②国際ビジネスが先進国や途上国で果たす役割への理解、
③国際社会の諸環境を理解し、 持続可能な社会発展を展望しうる能力
を専門基礎学力として身につけることができます。
みなさんは、このメジャーに所属することで、たとえば、「日本企業にとって海外での活動がなぜ必要なのか」、「多国籍企業が世界の経済に与えるメリットとデメリット」、 「開発途上国の経済発展と地球環境問題の解決は同時に達成できるのか」などの問題に、自ら取り組むことになります。
このメジャーの修了生は、企業、官公庁、NPOなどで、その国際活動を担いうるグローバルな場で活躍できる人材へと成長することが期待されます。 さらに、修士課程に進学することで、国際公務員や国際機関で活動できる人材へと進んでいく途もひらかれています。
- 必修科目
- 国際経営論/マーケティング論/アジア経済論/Introduction to Global Business
- 選択必修科目
- 経営倫理/雇用関係論/サプライ・チェーン・マネジメント/国際コミュニケーションマネジメント/国際経済論/経済政策論/ミクロ経済学/マクロ経済学/開発論/経営管理総論/国際マーケティング論/国際比較経営論/環境政策論/社会保障論/都市論/Comparative Studies of Management



グローバル化時代のアジアをいかに理解するか
21世紀は「アジアの世紀」と言われています。
世界の経済成長の中心として台頭してきており、また世界人口の6割以上が集中しているため、消費市場としても注目を浴びています。
現在の変化の特徴は、「圧縮した変化」にあるとされています。
アジアの発展途上国、中進国は、段階的な発展を経験するのではなく、急速な変化の中で、先進国型の諸課題と発展途上国型の諸課題を同時に抱え込むようになっています。
例えば、産業構造の変化に追いつかない労働不足問題、社会保障制度が完備される前に始まった少子高齢化はその一例です。
私が担当する「アジア経済論」では、アジアのダイナミクスを、データから実証的・客観的に分析するのみならず、 企業や国家の各アクターや制度が複雑に絡み合って生み出される諸現象のメカニズム、因果関係を理解することを目指します。
アジアは民族、宗教、文化、言語をみても最も多様な地域であり、単一の発展モデルから理解する事は出来ません。
また、先進国がすでに経験した方法では「持続可能なアジア」を実現する事は出来ないかもしれません。
様々な角度から、複雑で多様なアジアを読み解く面白さを是非味わってみてください。
