埼玉大学経済学部
English
日本語

最新情報 2016.3.25

優秀論文の表彰が行われました

優秀論文の表彰が行われました  3月25日の卒業式後に平成27年度経済学部卒業記念パーティ (経和会・埼玉大学経済学会後援)が大宮で開催されました。 会場では優秀論文ならびに最優秀論文の表彰が行われ、賞状と副賞が授与されました。

薄井経済学部長ご挨拶

最優秀論文
■濱本陽子「海外移転による国内経済への影響:自動車企業の海外生産からもたらす国内生産変動に関する実証分析」
 本論文は自動車産業に焦点をあてて、海外移転による製造業の空洞化を分析したものです。 計量的手法を用いた実証分析よって、国外流出が逆に国内に還流する 生産・雇用を少なからず生み出している事実などを明らかにしました。 データの収集から産業連関表を用いた推計まで独力でなしとげており、 学術的査読論文に匹敵する精緻な分析力が高く評価されました。

優秀論文
■今井駿介「フリーランスで働く商業カメラマンの職業能力に関する研究」
 本論文はフリーランスのカメラマンのキャリア形成と職業能力を分析したものです。 商業カメラマンへのインタビューを通して、写真の知識や技能ではなく、 むしろ「人脈をつくる能力」こそが重要であることを明らかにしました。 独自な視点からのフィールドワークが評価されました。
■黒田紗矢「食生活と環境問題」
 本論文は食料供給から消費、廃棄までのフードサイクル全体から、環境負荷とその軽減策を検討したもので、 「食と農との地理的距離の拡大」と生活スタイルの変化に根本的課題があることを明らかにしました。 多面的な考察を加えている点が評価されました。
■舘野美都「夫婦同氏制度の見直しと夫婦別氏制度導入に向けた検討」
 本論文は婚姻により女性が改姓することがほとんどである現状をふまえ、男女の平等化をはかるためには 憲法14条、24条の男女同権では不十分で、憲法13条の自己決定権を根拠にした考え方が不可欠である という主張を導き出したものです。統計資料によって現状を分析し、あるべき制度を提言している点が評価されました。
■馬場俊多朗「収益性の高い地方銀行の研究:スルガ銀行と静岡銀行の分析」
 本論文は法人融資重視型の静岡銀行と個人融資特化型のスルガ銀行を分析したものです。 地方銀行の競争が活発化する中で、これまで高リスクとされてきた個人融資を 独自の審査によって実施する戦略が特徴的な事業戦略であることを明らかにしました。 データにもとづく綿密な比較分析が評価されました。


パーティの様子



卒業おめでとうございます!